日本語をたくみに操ったユーモアあふれる投稿がX(旧ツイッター)上で人気を集めるティムラズ・レジャバ駐日ジョージア大使が4日、ジョージアワインのPRで鳥取県庁を訪れ、平井伸治知事と初対面を果たした。面談ではユーモア好きの2人ならではのウイットに富んだやりとりが繰り広げられた。
レジャバ大使はたびたび投稿が「バズる」ことで有名で、Xのフォロワー数は4日現在で約26万。在日ジョージア大使館(約4万)の6倍以上という人気っぷりだ。
平井知事は、あいさつ冒頭で巧みなジョージア語を披露した後「大使は日本語がお上手だそうなので、日本語でよろしいですか」とジョークの先制攻撃。レジャバ大使は、流ちょうな日本語で「きょう(の面談)はジョージア語だと思っちゃいました」とおどけて返した。
レジャバ大使は同国カヘティ地方で栽培される品種「サペナ」を使用した白ワインを平井知事に贈呈。鳥取には砂丘があることを知り、同じく観光地として有名な砂漠があるカヘティ地方を選んだと説明した。
「鳥取砂丘にまだ行っていない」と話すレジャバ大使に平井知事は「ぜひ“早急”に来ていただければ」と得意のしゃれを披露し、2人で一緒に鳥取砂丘を視察した。レジャバ大使は、視察中もSNSに投稿し「SNSは双方向のやりとりが面白い」と、反応に期待していた。