タゴガエルの鳴きまね競う 鳥取・湯所神社

 

 鳥取市湯所町1丁目の湯所神社(松田直也宮司)で6日、「第1回タゴガエル鳴きまね大会」(タゴガエル保存会主催)があった。1歳7カ月の乳幼児から大人まで18組が挑戦し、聴衆から歓声が湧き起こった。

 2019年5月ごろ、同神社本殿裏の水場周辺から異様な鳴き声がするとの情報が参拝者から寄せられ、タゴガエルの生息が確認された。本紙記事でも取り上げられるなど人気が高まり、22年12月に保存会を発足。石像も設置された。

 この日はタゴガエルの声援がこだまする中、参加者らは緊張した面持ちで鳴き声に挑戦。「コツコツ」「グアッカ、グアッカ」など石を打つような鳴き声を、口をすぼめたり喉に手を当てたりしてまねた。「かえるの歌」を合唱する2人組や親子で参加した人もあり、盛大な拍手が送られた。

 臨場感ある鳴きまねで優勝した鳥取北中1年の羽田つばささん(12)は「練習の成果が出せてよかった。次回も挑戦したい」と笑顔。同会の山口輝幸会長(67)は「挑戦者の多さに感激。次回はカエル飛びでもできれば」と話した。(三野夏美)

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