鳥取県内を視察している上海の旅行代理店関係者が16日、北栄町を訪れ、中国でも大人気の漫画「名探偵コナン」の魅力に触れた。中国人団体旅行解禁によるインバウンド増を見越し、上海と米子空港を結ぶ直行便の復活に期待を寄せた。
一行は中国人向け日本ツアーなどを販売する国有企業、上海錦江旅游(キンコウリョユウ)公司の役員ら4人。県の招致を受けて新たな観光資源発掘のため、14~17日の間、県内各地の観光地を回っている。
この日は「中国で知らない人はいない」ほどの人気だという、名探偵コナンゆかりの青山剛昌ふるさと館(同町由良宿)やコナンの家米花商店街(同)などを視察。4人は県のスタッフの解説に熱心に耳を傾けながら、スマートフォンで写真や動画を撮影した。
同社日韓部の張宏斌(チョウホウヒン)部長は10日に中国人団体旅行が解禁されたことを受け「コストが安く添乗員付きの団体旅行は人気が高い」とし、インバウンドの増加を明言。「鳥取は海鮮料理や温泉などが素晴らしい」と絶賛し、運休してる米子上海便の早期再開を望んだ。