インドの首都ニューデリー近郊のグルガオンにあるオフィスから歩いて3分の場所に、路上で営業している理髪店がある。最近、この「青空理髪店」を訪れ、髪を切ってもらった。
大きな木の枝に鏡が固定され、バーのカウンターにあるような座面が高い椅子が一つ置かれている。その椅子に座らされ、黒いガウンをかけてもらうと、散髪が始まる。店主の男性が素早い手つきで、はさみやバリカンを操る。
路上で営業しているというだけで、サービスの内容や手順は日本の理髪店とほとんど変わらない。ひげそりやマッサージも含めて10~20分と短時間で済み、料金は250ルピー(約430円)とお手頃だ。何より、青空の下で散髪してもらうのは気持ちが良い。
インド人男性のような髪形にしてもらおうと「プリーズ、インディアンカット」と伝えると、店主は「本当に?」と大喜び。街中でよく見かけるツーブロックの髪形に仕上がった。その姿で職場に行くと、インド人の同僚に大好評だった。思いのほか満足できたので、いっそこのまま常連客になってみようか。(インド)
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