今年も上々の出来 北栄でシャインマスカット査定会 きょう初出荷

 皮ごと食べられる青系ブドウ「シャインマスカット」の査定会(JA全農とっとり主催)が24日、北栄町内で開かれた。台風7号の被害はほぼなく、平均糖度は17・7度(前年17・6度)、1粒の平均重量は15・2グラム(同14・9グラム)で、ともにほぼ例年並みの出来栄え。25日に初出荷する。

 

 シャインマスカットは近年の人気品種で、全国的に栽培面積が増加傾向。鳥取県内では2008年ごろから本格的な苗木の供給が始まり、今年は9・27ヘクタール(同8・7ヘクタール)で栽培されている。

 この日の査定会にはJA鳥取中央管内から45房が持ち込まれ、同JA職員らが粒の重さや糖度、酸度を測定した。琴浦ブドウ生産部の松本芳己指導部長(63)は「今年は干ばつで水不足にならないよう、かん水に力を入れた。収穫の時期を見逃さないよう、一房一房を気を付けて見ていきたい」と話した。

 JA全農とっとりでは今シーズン、中四国や京阪神に61トン(同58トン)を出荷し、販売金額9300万円(同8742万円)を見込む。

この機能はプレミアム会員限定です。
クリップした記事でチェック!
あなただけのクリップした記事が作れます。
プレミアム会員に登録する ログインの方はこちら

トップニュース

同じカテゴリーの記事