中国には10分10元(約200円)くらいで利用できるマッサージチェアが至る所にある。高速鉄道の待合室や商業施設などに大量に設置されており、筆者も疲れたときによく使っている。
先日訪れた上海市の映画館では、チケットを購入して座った座席がマッサージチェアになっていた。普通に腰掛けるだけでもいいが、背もたれの左端に掲示されている2次元コードをスマートフォンのアプリで読み込み、電子決済で料金を支払えばマッサージしてもらえる。
映画館とマッサージチェアという組み合わせは初めての体験。興味津々で、最も長い60分コースを選んで利用してみた。腰から首の付け根までをゆっくりもみほぐしてくれて、なんとも気持ちが良い。動作音もあまり気にならず、2時間ほどの映画を見終わった時には背中のこりがすっかり取れていた。
映画を楽しみながら、体もリラックスできるというのは実に一石二鳥だ。合理的な考え方をする中国ならではのサービスだと思う。疲れがたまった週末は、マッサージチェアのある映画館で身も心も癒やされるのもいいのでは。(中国)
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