381系「やくも」リバイバル第3弾は緑 歴代カラーそろう

 「やくも」歴代カラーそろい踏み-。JR山陰支社は30日、特急やくも(岡山-出雲市間)に使用している381系電車のうち1編成4両を、11月5日から緑色の帯の「緑やくも色」で運行すると発表した。既にリバイバル運行している「国鉄色」「スーパーやくも色」、現在の「ゆったりやくも色」と併せ、歴代の全カラーがそろう。381系は2024年春から順次、新型車両に置き換えられる予定。「ラストラン」が近づく中、ファンの注目を一層集めそうだ。

 国鉄時代に導入された振り子式の381系はカーブの多い路線に投入されたが、現在は国内で「やくも」しか使われていない。同支社は昨年3月にクリーム色の車体に赤色の帯の「国鉄色」(1編成6両)、今年2月には紫色が基調の「スーパーやくも色」(同)を復活。交流サイト(SNS)などで、緑色のやくもの復活を期待する声が上がっていた。

 緑色のやくもは1997~2011年に運行。灰色を基調に緑や黄色の帯が入っている。

 今回の復活で、朱色と薄緑の帯が入った現在の「ゆったりやくも色」を含め、4種類の「やくも」が楽しめることになる。同支社の佐伯祥一支社長は同日の定例会見で「さまざまな『やくも』が走るので、ぜひ泊まりに来て、乗り比べていただきたい」と期待した。

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