地蔵にみそを塗って願をかける伝統行事「みそなめ地蔵祭」が地蔵盆の8月24日、境港市馬場崎町の光祐寺であり、大勢の住民が無病息災を祈った。
同寺に祭られているみそなめ地蔵は、みそを塗ると病気やけがが治ると伝えられる。祭りは子どもたちの健やかな成長を願って馬場崎町自治会が主催しており、新型コロナウイルスの影響で4年ぶりの開催となった。
この日は町内外から参拝者が集まり、福嶋法爾住職の読経の後、老若男女が地蔵に筆でみそを塗り、願いを込めて手を合わせた。同市外江町の田口沙都さん(6)=外江小1年=は「お地蔵さんに感謝の気持ちを込めてみそを塗った」と話した。
境内では子どものダンスショーや盆踊りなどが催され、参加者は復活した夏の終わりの風物詩を楽しんだ。