鳥取県東部で活動するバトントワリング教室「Batonキャンベル」に所属する13~19歳の男女5人が、8月に英国で開催された「IBTF世界バトントワリング選手権大会」に日本代表として出場し、全員が上位を勝ち取る快挙を達成した。世界の舞台で全員が5位までに入り、最高順位は2位と大奮闘。5人は「次こそ、世界1位を」と次なる目標に向け練習に励んでいる。
世界大会は英中部のリバプールで8月9日~13日に開かれ、世界15カ国から代表738人が参加した。同教室からは、トゥーバトン部門で城戸愛加さん(19)=鳥取大2年=が2位、前田恵舞さん(17)=倉吉東高2年=が3位、小原祐誠さん(13)=福部未来学園8年=が5位に入賞。ソロ部門で木下将希さん(18)=大阪成蹊大1年=が3位に入り、前田さんと小原ひまりさん(16)=鳥取城北高2年=はアーティスティックペア部門で4位となった。
世界2位という快挙を成し遂げた城戸さん。「いつもよりは落ち着いて演技できた」と語るように準決勝を1位で通過した。「ほっとした」と振り返る一方、目標である世界1位に手が届きかけたことで、これまで感じたことのない重圧に襲われたと明かす。そのためか決勝は満足のいく演技ができず「終わった直後は悔しさが大きかった」と唇をかむ。