#2025鳥取県美 -先進施設に学ぶ- (10)兵庫県立美術館

  • 西日本最大級の大きさを誇る兵庫県立美術館。海に張り出した展望スペースには安藤氏がデザインした青リンゴのオブジェが置かれ、建物と風景が楽しめる
  • パリの現代美術館「ブルス・ド・コメルス」の建物模型(手前)などが並ぶギャラリー。国内外から多くの安藤ファンが訪れる
  • 視覚に偏りがちな美術の在り方を鑑賞者に問いかける「美術の中のかたち」展(兵庫県立美術館提供)
  • 金山平三「大石田の最上川」(兵庫県立美術館蔵)。神戸市出身の画家で、館内には作品を常設展示する記念室がある
  • 「美術館は都市開発の起爆剤になる。長い目で見守ってほしい」と話す林館長

 北に六甲山、南に瀬戸内海と神戸港を望む神戸市の再開発エリアに、西日本最大級の公立美術館がある。阪神・淡路大震災からの文化の復興の象徴として、2002年に開館した兵庫県立美術館だ。設計は世界的建築家、...

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#2025鳥取県美 -先進施設に学ぶ- (記事一覧へ)

#2025鳥取県美 -先進施設に学ぶ- (記事一覧へ)

2025年春に予定する鳥取県立美術館の開館まで約2年となった。着工寸前での凍結、ゼロベースからの再検討、立地を巡る綱引き…。都道府県単位の美術館としては全国でほぼ最後に建設され、開館は県民の悲願と言える。ただ、いまだに「どんな美術館になるか分からない」との県民の声は多い。他の都道府県の公立美術館の運営や展示、地域との関わりなどを取材する企画「#(ハッシュタグ)2025鳥取県美~先進施設に学ぶ」を月1回掲載し、約63億円の投資効果に見合う「公共財としての美術館の役割」とは何かを探る。

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