柿「輝太郎」1玉2万円 東京 大田市場でPRイベント

 出荷が始まった鳥取県特産のブランド甘柿「輝太郎(きたろう)」を首都圏でPRしようと、JA全農とっとりは6日、東京・大田市場で販促イベントを開いた。競売では5L(420~489グラム)1玉が昨年に並ぶ2万円(税別)で競り落とされ、シーズンの開幕に花を添えた。

 早生(わせ)品種の輝太郎は玉太りの良さと高い糖度、滑らかな食感が特徴。同JAによると、今年は台風被害もあったが、昨年より糖度が高く、出来は上々という。

 催しには市場関係者約50人が参加。県農協かき部長協議会の北尾富行会長が「鳥取の輝太郎柿をよろしくお願いします」とあいさつした。振る舞われた50食の試食は十数秒でなくなった。

 この日、特別に競りにかけられたのは因州和紙で包み、智頭杉製の箱に入れた特選大玉。落札した青果仲卸「神田万彦」(東京都大田区)の国内果実担当、中内河音(こきち)さんは「産地の皆さんへの感謝と今年もよろしくお願いしますという気持ちの表れ。他に大玉がない時季に果専店やデパートが喜ぶ柿を出していただいている」と話した。同社は老舗果実店「千疋屋総本店」などに卸している。

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