クルーズ観光の新スポットに コーヒー店舗棟新設 澤井珈琲 境港に第4工場

 コーヒーの製造販売を手がける澤井珈琲(境港市竹内団地)は、好調なドリップバッグコーヒーの増産を図るため第4工場を新設する。クルーズ客船が接岸する境夢みなとターミナルの近くに立地し、店舗棟、コーヒー栽培のハウスを併設。観光客の立ち寄りスポットとしても期待される。12日起工式を行い、来年3月末完成予定。

 鳥取県企業局用地約4800平方メートルを借り受け、鉄骨平屋建て約1200平方メートルの第4工場棟▽木造平屋建て約230平方メートルの店舗棟▽10メートル×25メートルのハウス2棟からなるコーヒー葉栽培・研究棟-を整備する。

 工場には最新のドリップバッグ製造機械を導入。国内シェア1位のドリップバッグコーヒーの生産能力を日産25万個から30万個に増やすほか、商品の加工作業を集約する。

 また、店舗では「トリゴネコーヒー」など健康商品やコーヒーの葉を使ったスイーツを販売。テラスを設け、隣接するハウスのコーヒーの木を眺めながらテイクアウトのコーヒーを楽しんでもらう。

 投資額は約4億円で、5~6人の新規雇用を計画。澤井幹雄社長は「店舗もあり、海外のお客さんにも喜んでもらえるものにしたい。次代の成長への足がかりになれば」と話した。

 同社はネット通販の売上げが好調で、2022年度売上高は過去最高の50億円を突破した。

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