ウサギグッズやウサギ用ペットフードの販売、専門医によるトークショーなど、ウサギにまつわるものばかりを集めたイベント「うさのわ」が、八頭町西谷の船岡竹林公園で開催された。ペットのウサギを連れた愛好家など県内外から約５００人が集まり、交流の輪を広げた。
同町に残る「八頭の白兎伝説」の伝承と地域活性化に取り組む「やずうさぎプロジェクト」が卯（う）年にちなんで初めて企画した。
出店ブースには商品名や店名にウサギを冠した飲食店など２０業者が参加。遠くは東京都杉並区から「白兎珈琲（コーヒー）店」が出店した。
トークショーでは、鳥取動物病院の加藤郁獣医師が「ウサギは体の不調を隠すことがあるので１、２カ月に一度は検診するのが理想」と飼育方法について解説。ペットのウサギ「ちょーさん」を連れて広島市中区から訪れた会社員、吉本和也さん（５２）は「同じウサギ飼いの方と知り合えて楽しかった」と話した。
やずうさぎプロジェクトの八頭町地域おこし協力隊員、中村聡志さん（３９）は「イベントを通じて八頭町のことも広まれば。次の卯年まで毎年続けていきたい」と語った。
