まちの魅力 階段アートに 若桜学園生徒が制作

 若桜町浅井の若桜学園の7年生14人が手がけた「階段アート」が8日、同町若桜の中之島公園にお目見えした。氷ノ山や若桜鉄道など、まちの特色が詰まったカラフルな階段アートの完成に生徒は達成感をにじませ、「見る人に若桜っていいところだなと感じてもらいたい」と期待した。

 まちの魅力が伝わる写真スポットを作ろうと、今年1月の「若桜子どもシンポジウム」で町に提案して実施。縦182センチ、横273センチの1枚の板を使って、9月中旬から下書きする作業を開始した。夏山や紅葉、スキー場など四季折々の風景と若桜鉄道のSLを描き、10月下旬にデザインを完成させた。

 この日の最終作業では、54枚にカットされた板の裏面に接着剤を塗る人、両面テープを付ける人など、生徒たちはそれぞれ役割を分担し、ズレないよう丁寧に階段に貼っていった。作業を終えると、少し離れた位置から階段アートを眺めて完成度を確認していた。

 森岡幹太さん(13)は「SLを特にみんなで頑張って描いた。“やっとできたな”という達成感がある。観光客に見てもらいたい」と満足そうに話した。

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