鳥取市福部町特産のラッキョウの花が見頃を迎えている。ラッキョウ畑は、じゅうたんを広げたかのように一面が薄紫色に染まり、訪れた人を楽しませている。来週中に開花のピークを迎える。
JA鳥取いなば福部支店によると、同町内では58軒の農家が約110ヘクタールの農地でラッキョウを栽培。今年は暖かい日が続いているためか、開花が1週間程度遅れているという。
秋晴れとなった9日、同市福部町湯山の香川恵さん(72)所有のラッキョウ畑には、鳥取ルーテル幼稚園(同市元大工町)の園児14人が見学に訪れた。
園児らは、香川さんと一緒に畑を散歩し、花を摘むなどして晩秋の風物詩を満喫。矢口乃碧ちゃん(4)は「きれいで好きな色。花も摘めて楽しかった」と話した。