行動するきっかけに 環境大生3人が企画 展覧会に飾る写真募集

 鳥取市の鳥取環境大生3人が18、19両日、人の価値観や個性について考えるきっかけを促す展覧会「回る写真展atパープルタウン」を倉吉市山根のパープルタウンで開く。「出る杭(くい)になる」をテーマに、一般公募の写真展示やワークショップなどを通して若者たちに自ら発信・行動する機会を提供する。

 主催は蔵永愛久(あーく)さん(21)、稲垣潤さん(21)、戸羽遥久(はるく)さん(21)。昨年は発起人の蔵永さんがメンバーを集め、海ごみ問題と人との関わりについて考える写真展を実施した。

 今回は湯梨浜町出身の戸羽さんが中心となって企画。就職活動で自らの価値観や強みを考える機会が増え、鳥取は周囲の目を気にして失敗を恐れがちな人が多い印象を抱いたという。若い世代を中心とする人々が持つ才能や個性を引き出し伝えるきっかけを作れないかと考え、企画に賛同したパープルタウンの協力のもと今展の開催が決まった。

 稲垣さんと交流のあった写真や動画制作が得意な宮本遥輝さん(19)=鳥取市吉成=もサポートメンバーとして加わり、開催に向けて日々準備を重ねている。

 当日は「あなたの残してゆきたい景色」をテーマに一般公募で募った写真と、それにまつわる背景や応募者が伝えたいことなどを併せて展示。ワークショップでは参加者同士で大切な写真について話し合い、深掘りした内容をその場でまとめて展示していく。多方面で活躍する鳥取の活動家たちへのインタビュー内容を掲示するほか、湯梨浜中の生徒によるSDGs美術作品、前回の展覧会で出品した作品なども展示予定だ。

 戸羽さんは「来てくれた人たちの『何かしてみたい』を手助けする展示会にしたい」、稲垣さんは「写真から参加者の大事なものについて考えるきっかけになれば」と話した。

 ◇写真は15日ごろまで募集し、23日まで展示予定。応募はLINEの公式アカウントから。

この機能はプレミアム会員限定です。
クリップした記事でチェック!
あなただけのクリップした記事が作れます。
プレミアム会員に登録する ログインの方はこちら

トップニュース

同じカテゴリーの記事