思い出す学びの楽しさ 夜間中学の授業を記者が体験 “同級生”とすぐに仲良く

  • 国語の授業では、タブレット型パソコンを活用し、分かりやすい文章を書く方法を学ぶ=鳥取市湖山町北5丁目

 鳥取県初の県立夜間中学「まなびの森学園」(鳥取市湖山町北5丁目、山口京子校長)が来年4月、ついに開校する。同学園では、さまざまな理由で十分な教育を受けられないまま中学を卒業した人や、小中学校を卒業していない人が中学の学習内容を学べる。10月に設置式があったばかりの真新しい教室で開かれた体験授業会に本紙記者も参加し、生徒として授業を受けた。

 10月下旬にあった体験授業会には、入学希望者や学校関係者など記者を含めて男女6人が参加。午後5時45分から1校時目の英語の授業が始まった。「自分の日課を英語で紹介しよう」という内容で単語や構文を学ぶ。

 「起きるという意味の『get up』では、発音しながら腕を上げて起きる動作をしましょう」

 先生をまねて立ちあがり、発音しながら腕を高々と上げた。英語の意味を実際に動作として再現しながら発音することを繰り返す。授業中なのに、だんだん楽しくなってくる。最初は英語を口にすることに、緊張や気恥ずかしさが見られた生徒らの発音も次第にはっきりしてきた。

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