浜村温泉湯けむり映画塾 10周年記念映画を製作 新たな出発へ思い込め 監督を若手に、次代育成に力

  • 撮影方法について話し合うスタッフらを見守る荒尾さん(右)=8日、鳥取市気高町浜村

 活動開始から10周年を迎えた「浜村温泉湯けむり映画塾」が、5日~11日に記念映画の撮影に臨んだ。同塾は、鳥取市気高町を舞台にした映画の製作に取り組んでおり、今作のタイトルは「ようこそ浜村へ、と言いたくて」。1作目の「ようこそ浜村へ」の10年後を描いた作品で、新たな出発への思いを込める。

 同塾は、地域に根ざした映画づくりで地元を盛り上げようと、2014年に活動を始めた。1作目は、浜村温泉街に現れた幽霊が、かつてのにぎわいを呼び戻そうと伝統芸能の「貝殻節」で人を集めるストーリーで、今作は、その10年後が舞台。地域資源の温泉が枯れるという“緊急事態”に対応するため、まちの人々が奮闘するコメディー映画となっている。

 温泉は、浜村の地域資源、観光資源だが、この10年で、地区にあった唯一の日帰り入浴施設が閉館。集落ごとにあり、住民のみが使える共同浴場の利用者も、年々減少している。

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