床が抜けそうな貧乏寺、改築へ高額寄付したのは「潜伏キリシタン」の子孫たちだった

住職が驚いた「数百年後の恩返し」、現代社会に投げかけるもの

  •  天福寺=11月20日、長崎市樫山町
  •  改築前の天福寺の写真
  •  潜伏キリシタンたちがローマにつながる聖山としてあがめた赤岳(中央)
  •  天福寺に保存されている潜伏キリシタンの祈り「オラショ」をつづった本
  •  天福寺の本尊(右)隣に安置されている、マリア観音像(左)

 東シナ海を望む長崎市樫山地区にある小高い山「赤岳」。その麓にある天福寺に1978年、少し離れた地区に住む人々が訪れた。寺は貧しく、本堂の床は抜け落ちそうで、天井から雪が舞い込むありさま。お布施の収入...

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