第42回とっとり読書絵てがみ・感想文コンクール インタビュー(5) 村中 李衣さん 児童文学作家

そっと地面踏み深呼吸を

 -制作のきっかけは。

 コロナ禍でデスクワークが増え、自律神経がすっかり乱れてしまいました。相談したはり・きゅうの先生が「はだしであるくといい」とアドバイスをくださったんです。朝夕、恐る恐る靴下を脱いで地面を踏むと、まぁなんとその気持ちの良かったこと。春夏秋冬、足の裏で大地といろんなおしゃべりができました。その楽しさを伝えたいと思いました。

 -制作過程で大切にしていることは。

 絵本の場合、特に絵と言葉、そしてデザイン・編集も含め「創り手」みんなの呼吸を合わせることです。この絵本には、特にそんな「みんなの息遣い」が細かい部分にまで隠れ潜んでいます。表紙に帯がないこと、カバー袖が広いこと、全部に意味があります。

 -コンクールにチャレンジする子どもたちへメッセージを。

 靴を脱いで靴下も脱いで、そおっと地面を踏んでごらん。そして目をつぶって深~く息を吸いこんでごらん。今まで気付かなかった地球の声が聞こえてくるかもしれないよ。

プロフィル

0歳から100歳までいろんな人と絵本の読み合いを実践。大好きな鳥取砂丘で観光バスに置き去りになった経験あり。

募集要項

 ◆内容 課題図書を読み、絵てがみまたは感想文を書いて応募する。各部門1人1点
 ◆応募方法 所定の応募票に必要事項を記入して作品に添付し、〒682-8505、日本海新聞中部本社ビジネス支援課「読書コンクール」係へ郵送または持参する
 ◆締め切り 2024年1月19日(金)必着※詳しくは日本海新聞ホームページをご覧ください。

主  催 鳥取県学校図書館協議会
     新日本海新聞社
特別協賛 鳥取銀行

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