7月の道交法改正で新ルールが適用された電動キックボードの研修会が、湯梨浜町の鳥取県自動車運転免許試験場で行われた。参加した警察官らは車体の構造や特性、正しい交通ルールについて理解を深めた。
電動キックボードの操作や性能を知ることで、適切な取り締まりにつなげようと県警が企画。県内の各警察署から約30人の警察官が参加した。
座学では、県内で電動キックボードの貸し出しサービスを展開する「ワークプレイス」(鳥取市栄町)の奥村隆史社長が運転の仕方や注意点などを説明。警察官らは最高速度の時速20㌔と、歩道も通行できる時速6㌔でコース内を走り、安全な走行方法を確認した。
初めて運転したという木村茉優巡査(20)は「アクセルやブレーキの使い分けが難しかった。研修で学んだことを今後の対応に生かしていきたい」と話した。県警交通企画課は「車や自転車の利用者も電動キックボードについて正しく認知していただき、互いに思いやりを持った運転をお願いしたい」と呼びかけた。