思い出を柔らかに表現 ひやまさんイラスト展

 若桜町屋堂羅の若桜郷土文化の里「たくみの館」で、同町在住のイラストレーター、ひやまちさとさんの作品展が開かれている。女性のライフスタイルや感情の変化などを優しいタッチで描いた作品が、見る人の想像力をかき立てる。24日まで。

 鳥取市鹿野町出身のひやまさんは、高校卒業後に京都で空間デザインを学び、大阪のデザイン事務所に就職。出産を機に鳥取に戻り、2018年に若桜町に移住し、同町若桜で「ギャラリーカフェふく」を営む。

 会場には、平版画のリトグラフやアクリル絵の具で描かれた50点以上の作品を展示した。結婚後に移住したベトナムでの生活や自身の出産時の様子などを、丸い線を用いて柔らかく表現している。3人の女性が悲しんでいるイラストは、背景にピンクや黄色を使い、悲しみの中にも明るい兆しがあることを表した。

 ひやまさんは「作品を通してイラストレーターという職業について知ってもらいたい」と話した。12、17日には同館でひやまさんと一緒に絵を描くワークショップを開催する。参加自由。

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