鳥取市福部町の鳥取砂丘砂の美術館で8日、3Dプロジェクションマッピング「砂と光の幻想曲(ファンタジア)ザ・ドリーム・オブ・エジプト」の内覧会があった。古代エジプト王朝の盛衰を鮮やかな立体映像と壮大な音楽で描きだした。会期は9~24日。
9回目、4年ぶりのクリスマス開催。現展示「第14期エジプト編」を象徴する砂像作品「アブ・シンベル大神殿」「ギザのピラミッドと大スフィンクス」に映像を投映し、高さ約10メートル、幅22メートルの大作に仕上げた。
エジプト王朝の最盛期を築いたラムセス2世と王妃ネフェルタリの恋、隣国との戦争を、ベルディの歌劇「アイーダ」の「凱旋(がいせん)行進曲」を交えたオリジナル楽曲に乗せ、壮大な映像で砂像に浮かび上がらせる。
内覧会には関係者ら約100人が来場。監修した同館の茶圓勝彦総合プロデューサーは「コロナ明けのクリスマスシーズン。この機会に地元の人にも訪れてもらいたい」と話した。
上映時間は約8分間。平日は午後4~7時半(土日は同8時まで)、30分おきに上映する。