時代劇「暴れん坊将軍」の徳川吉宗役でおなじみの俳優松平健が上野東照宮(東京都台東区)で行われた「黒豆奉納式」に参列した。
江戸中期、徳川吉宗の代から続いた篠山藩(現兵庫県)から幕府への黒豆献上を約160年ぶりに復活。取材に応じた松平は「こういう歴史があったんだということを初めて知りました」と驚きを口にした。
幼い頃、母が作ってくれたおせち料理の黒豆を懐かしみ、「私は(愛知県)豊橋出身です。あちらでは味を濃く作ります。甘くておいしかった印象があります」と話した。
2023年は楽曲「マツケンサンバ2」の再ブレークを実感した、忙しい1年だったという。ロケ先では女子高生から声をかけられることも。「コンサートや舞台に若いお客さんが増えました。うちわに『マツケン』と書いてあります。随分と変わりました」とファンに感謝した。
24年にデビューから50周年を迎えることに「早かったですね」としみじみ。「暴れん坊将軍」の吉宗役は一番思い出があるといい、「若い時から25年間、共に成長してきた感じです」。
古希の今、元気の秘訣を「皆さんに喜んでいただきたいという思い、笑顔になっていただきたいという思いが原動力...