【村井良大のバック・トゥ・ザ・フューチャー#1】5場面で日替わりセリフひねり出す 「西遊記」で馬・玉竜役

  •  舞台「西遊記」で戸次重幸(中央)、加藤和樹(右)と共演する村井良大
  •  村井良大

 俳優の村井良大さんが自身の体験や作品への思い、展望を語る連載(全5回・木曜更新)の第1回。(※トーク音声連動記事です。末尾をご覧ください)

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 18歳でデビューし17年。2023年は主演ミュージカル「ファースト・デート」や舞台「きらめく星座」など、多くの作品に出演しました。11月からは、舞台「西遊記」で各地をツアー中です。

 孫悟空(片岡愛之助)が、猪八戒(戸次重幸)、沙悟浄(加藤和樹)と共に、三蔵法師(小池徹平)のお供をして天竺を目指す物語で、三蔵法師を乗せる馬の玉竜を演じています。

 馬と言っても、ギリシャ神話に出てくる、上半身は人体で下半身は馬のケンタウロスのような姿です。後ろ足を動かせないので前足だけで、いかに馬らしく歩くか試行錯誤しました。ただ、演じるのは人間ですので人間が抱く感情を豊かに表そうとしています。猪八戒と沙悟浄と玉竜は「三バカ」。その中で意識するのは「弟キャラ」です。

 本作では、日替わりで異なるせりふを披露する務めを担っています。それが5場面あるのです。11月は大阪と福岡で計25公演。12月から24年1月に名古屋と東京で計45公演あるので、各場面70パタ...

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