北栄にマナヅル飛来 絶滅危惧種 琴浦の藤田さん撮影

 北栄町穂波に飛来したマナヅルの成鳥を、琴浦町逢束の野鳥愛好家・藤田悟志さん(37)が撮影した。世界的にも個体数が少ない絶滅危惧種で、国内では主に鹿児島県などで越冬するが、鳥取県内での目撃例は珍しい。

 撮影は11月中旬だが、目撃情報が広まって多くの人が見に行き、鳥を驚かせないようにと期間を置いて公表した。環境省のレッドリストでは絶滅危惧Ⅱ類(VU)に指定されている。

 米子水鳥公園(米子市彦名新田)の桐原佳介統括指導員によると「2018年には水鳥公園にも飛来するなど、県内でも目撃されることはあるが、例は少なく珍しい」という。

 藤田さんは「コハクチョウの撮影に来たらマナヅル1羽が飛来し、運良くカメラに収めた。まさか撮影できるとは思わなかったのでうれしかった」と話した。

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