退屈なときって、ありますよね。
誰かが貴重な話をしてくれていても、自分にとってワクワクしない話だと長い時間に感じます。
そんなとき、持つべきものは素数です。紙と鉛筆もあれば完璧です。
素数とは、1と自分自身でしか割り切れない2以上の数です。
素数には、次の素数がいつ現れるか分からないという特徴があります。
計算してすぐに答えが出るような素数の公式は存在しないのです。
しかし、全く何の法則もないのでしょうか?
ここで素数の現れ方を目で見える形に表してみましょう。
紙の真ん中に、何でもいいので好きな数を書きます。その数に1を足しながら、次々にらせん状に書いていきます。
気の済むまで書いたら、素数に印をつけてみましょう。中心の数を1とした図を載せています。
この図は、数学者のスタニスワフ・ウラムが学会で退屈したときに落書きをしていて発見したもので、「ウラムのらせん」と呼ばれています。
なんとなく、あちこちで斜めにつながっているように見えませんか?
斜めの線は、中学校で習う2次式という数式で表されます。
とある斜めの線に素数が多く現れるということは、素数を多く生み出す数式があることを意味しま...