智頭町、脱炭素へ新機軸 森林整備や地域間交流 東京・千代田区と協定

 智頭町と東京都千代田区は25日、「2050年脱炭素社会実現に向けた連携協定」を締結した。地域間交流を推進し、森林整備による二酸化炭素(CO2)削減などで持続可能な地域づくりを目指す。

 千代田区はCO2削減に向けて、地方の姉妹都市などと連携協定を結び、森林整備の実施でCO2吸収量と排出量を相殺するカーボン・オフセットなどに取り組んできた。

 智頭町との協定では、森林保全の実施とCO2吸収量の認証▽再生可能エネルギーの創出や利用拡大▽環境学習など交流事業の実施▽木材利用の推進▽脱炭素化の推進に向けた住民や企業活動の促進-などを図る。

 同日、智頭町総合センターで協定締結式があり、金児英夫町長、樋口高顕区長が締結書に署名した。

 金児町長は「締結を機に関係人口を創出し、森林整備や木材利用の推進を図りながら新機軸を打ち出したい」と期待。樋口区長は「区がCO2削減に取り組むには地方の協力が不可欠。今後は相互の住民交流や森林整備で産出された木材活用のマッチングなど明るい歩みを進めたい」と意気込んだ。

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