「5年後を楽しみに」 仁風閣、きょうから大修理

 鳥取市東町2丁目の国指定重要文化財「仁風閣」が、29日から約5年間の“令和の大修理”に入る。休館前日の28日には、長期間見られなくなる館内を見学しようと、通常の約20倍となる1312人が来館した。

 当時皇太子だった大正天皇が鳥取行啓の際に使用した部屋「御座所」の特別公開が28日までということもあり、午前中から多くの人が訪れた。仁風閣の修理完了後は再び入室が禁じられる。同館によると、御座所を特別公開した22~28日の1週間で、計7201人が来館したという。

 訪れた人は、館内の御座所やらせん階段などを見学したほか、建物の外観を眺めたり、写真を撮影したりして楽しんだ。

 家族5人で訪れた湖山西小6年の鈴木愛瑠(あいる)ちゃん(12)は「今まではいつでも見られたのに寂しい。5年後を楽しみにしたい」と話した。

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