鳥取工業高3年で写真部の部長を務める谷口一真さん(17)=若桜町若桜=が来年1月4日から、同町屋堂羅の若桜郷土文化の里たくみの館で、初めての個展「僕の青写真」を開く。谷口さんは写真歴は浅いものの、数々の受賞歴を誇り、高校3年間で撮影した力作の数々を地元でお披露目する。
谷口さんが初めてカメラに触れたのは2015年。若桜鉄道の社会実験で、若桜-八東間を走る蒸気機関車の姿を「ちゃんと撮っておきたい」と両親からデジカメを借りたのがきっかけだった。
現在は、21年からの相棒であるミラーレスカメラを手に、日々写真部の活動に励んでいる。カメラを買い替えてから約2年間で撮影した写真は3万~4万枚に上る。
今年の県美術展覧会で入選、県高校写真展で最優秀賞に輝くなど実力はピカイチで、8月には鳥取市内で合同写真展を開いた。地元では、町の高校生サークルに所属し、谷口さんの写真が町報誌の表紙を飾ったこともある。