地球科学や生物学の研究体験や専門家の解説などを通して山陰海岸ジオパークに対する学びを深めるイベント「山陰海岸ジオパークみんなでおしゃべり6」が19日、鳥取市の鳥取大で開かれた。同ジオパークのガイドなど21人が参加した。
午前中は五つのグループに分かれ、鳥大や海と大地の自然館などの専門家からレクチャーを受けながら、それぞれのグループでワークショップを体験。石を割って化石を探したり、海中の微小な動物を顕微鏡で観察したりした。午後はそれぞれのワークショップの成果を他の参加者に説明。自分の発見や感想を参加者同士で共有した。
環境省浦富自然保護官事務所の菅野敬雅さんは「山陰海岸国立公園とジオパークとの連携を考えるとともに、プライベートでもよりジオパークを楽しめるようになった」と話した。
鳥大農学部の管森義晃講師は「これを足がかりに、自然科学にもっと興味を持ってもらえる活動につなげたい」と意気込んだ。