スキー場に恵みの雪 大山100センチ超 新雪ゲレンデに歓声

 今季一番の寒波により鳥取県内各地で大雪となった25日、雪不足で苦境に立たされていた県内のスキー場では“恵みの雪”に関係者の喜びの声が上がった。

 だいせんホワイトリゾート(大山町大山)は25日午前6時時点の積雪量が約100センチに達した。唯一営業している中の原エリアでは、新雪のゲレンデで家族連れや外国人観光客らがスキーやスノーボードを満喫し、県内外の学校のスキー教室も開かれてにぎやかな声が響いた。

 米子市から家族4人で訪れた30代女性は「久しぶりにふわふわの雪が降って最高。天気予報をチェックして楽しみにしていた」と笑顔を見せた。

 数日前には地肌が見える状態だった豪円山エリアも一面に雪が積もり、26日から営業開始することが決まった。同リゾートの尾関雅大営業課長は「非常にうれしい雪。引き続き積雪量を維持しながらゲレンデの営業エリアの拡大を目指していきたい」と見据えた。

 わかさ氷ノ山スキー場(若桜町※米(つくよね))は25日午後2時時点の積雪量が約100センチとなった。4コースを運営する中一&スマイルカンパニーによると、平日のリフト券の売れ行きは、多いときで120~130枚ほどだったが、この日は午前中だけで150枚近く売れたという。

 アルパインコースを運営する若桜観光の山根政彦社長は「やっと本来のスキー場の姿に戻った。この調子だと土日には絶好のコンディションになりそう」と声を弾ませた。

※は券の刀が旧

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