「せめて遺族に生前のほほ笑みを」犠牲者300人を復元した「おくりびと」は、仕事を投げ打って能登へ向かった

被災地で奮闘するボランティアたちの覚悟

  •  東日本大震災の犠牲者の復元に取り組む笹原瑠似子さん=2011年3月、岩手県釜石市(笹原さん提供)
  •  能登半島地震で倒壊した日本家屋=石川県内、笹原留似子さん提供
  •  震災支援を続ける納棺師の笹原留似子さん=2016年撮影
  •  支援に向かう道中の土砂崩れ=石川県内、笹原さん提供
  •  東日本大震災の津波で被害を受けた岩手県陸前高田市=2011年3月

 1月6日、岩手県北上市に住む納棺師、笹原留似子さんのところに一本の電話が入った。

 「先生ですか?」

 電話をかけてきたのは、あるセミナーの受講生だ。笹原さんは、2011年の東日本大震災で、300人以上...

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