倉吉市の倉吉総合産業高の野球部員とマネジャーが26日、同市上井の野球部専用グラウンド周辺で除雪作業を行った。住宅街の細い路地では除雪が進んでいなかったため、車の通行などに困っていた地域住民らは野球部員らの行動に感謝した。
専用グラウンドは住宅街の一角にあり、部活動は早朝から行ったり大きな声を出したりするため、地域住民の理解が必要不可欠。顧問の涌嶋大希さんは「生徒たちの部活動に対し、地域住民の皆さんが受け入れて応援してくれていることへの恩返し」と除雪作業を買って出た。
この日は、部員とマネジャーら約20人が2~3人ずつのグループに分かれ、道路の雪を取り除いた。谷口大地主将(17)は「何か地域に貢献したかった。安全に道路を利用してもらえれば」と話した。
部員らは、27日にも学校周辺で除雪作業を行った。