米子市内中心部を巡る市循環バス「だんだんバス」の実証運行2コースについて、市は7日、本格運行を4月1日から開始する方針を固めた。新たに専用の車両を1台配備する予定で、将来にわたってバス路線の維持確保を図る。
実証運行は2021年12月から開始。乗降者が多いJR米子駅と鳥取大医学部付属病院、JU米子高島屋間の所要時間を短縮し、利便性を向上させて利用拡大につなげる狙いで、従来より距離の短い「まちなか」「歴史」の2コースを設定した。22年度の利用者数は1万1999人。23年度は12月時点で1万3161人と、既に前年度の実績を上回っている。