鳥取大美術部による展覧会「がっ展」が16日、鳥取市栄町のギャラリーそらで始まった。部員それぞれが「職業」をテーマに制作した多彩な絵画作品が並んでいる。18日まで。
毎年1、2年生が主体となって企画・開催。今年は部員10人が約15点の力作を発表した。
小塚慧悟さん(農学部2年)の「写し絵」は、カメラマンの上半身と背景に並ぶ額に入った風景写真の一部を同化させ、一体となるようにデザインした力作。荻野沙耶さん(工学部1年)の「宇宙飛行士」は、星々や地球の一部など周囲に広がる宇宙空間を色鉛筆で写実的に表現した。
岩間千怜さん(農学部2年)の「奮闘する熱き料理人たち」は、厳しい状況でも努力する料理人たちを、鉛筆で力強くギャグ漫画風のタッチで描いている。
岩間さんは「大学生にとって『職業』は影響力のあるテーマ。作品を通して自分の将来について考えるきっかけになれば」と思いを語った。