鳥取市篠坂の東郷小は、米大リーグで活躍中の大谷翔平選手から贈られた三つの野球グラブが届いたのをきっかけに、３、４年の児童８人を対象に、総合学習の一環として初めての野球教室を行った。かつて同校の校庭で活動した少年野球チーム「東郷ミラクルズ」の元監督やコーチが招かれ、子どもたちを指導。大谷選手に感謝しながら体を動かした。
雨天のため体育館で開催し、元監督とコーチから当時野球を教えてもらったという同校外国語支援教師も駆け付け、担任の教諭も含めて計４人が指導した。
児童たちはボールの握り方や投げ方をはじめ、届いたグラブで捕球するなどの基本動作を優しく指導してもらった。少しずつ慣れてくると児童は笑顔も弾け、後半にはティー台を用いてボールを打って一塁まで走る簡単なゲームで大きな歓声を上げた。
地区の元指導者による活動当時の体験話では、児童の積極的な質問も飛び交い、スポーツをすることの厳しさや楽しさを学んだ。最後はみんなで「大谷選手ありがとう」と大きな声で気勢を上げ、感謝の気持ちを伝えた。
