集いの森にベンチを 県美整備の伐採木活用 親子ら製作

 

 鳥取県立美術館(県美)周辺整備のために伐採された樹木を使った木工ワークショップが9日、倉吉市上灘町の上灘コミュニティセンターであり、親子連れらがベンチ作りに挑戦した。

 2025年3月の県美開館に向け、県美西側の倉吉パークスクエアでは憩いスペース「集いの森」整備やリス舎跡を駐車場にするなどの工事が行われている。ワークショップは、工事の一環で伐採した観賞用樹木を製材としてリサイクルし、次世代に引き継ごうと市が企画した。

 この日は、市民ら約30人が参加。電動工具の使い方を教わりながら、メタセコイアとカシから切り出した製材にビスを打つなどして組み立て、1人用と2人用の2種類のベンチを完成させた。2人用のベンチは県美開館後、集いの森に設置される。

 親子4人で参加した小鴨小5年の山根虎太郎君(11)は「初めて挑戦したけど、工具の使い方を教わりながら楽しく作れた。美術館に来た人たちに座ってほしい」と満足そうに話した。(井田慎一)

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