スーパーはくと増便 鳥取-大阪間 1日8往復に JR西日本ダイヤ改正

 

 JR西日本は16日、ダイヤ改正を行い、倉吉・鳥取と京阪神を結ぶ特急「スーパーはくと」は、大阪―鳥取間で1往復増便された。JR鳥取駅では記念式典が開かれ、関係者らが2025年の大阪・関西万博に向けた利用者増に期待を込めた。

 同列車は、これまでの1日7往復から8往復に増便。ダイヤ改正により、姫路駅で新幹線に乗り換える際の待ち時間が改善され、鳥取―東京間の所要時間が最大で27分短縮される。一方、同列車の京都発着便は全便から2往復に減る。

 式典には、鳥取県の平井伸治知事やJR西日本の佐伯祥一山陰支社長、智頭急行の西尾浩一社長などが出席した。八頭町の米岡神社麒麟(きりん)獅子舞保存会が舞を披露した後、関係者らがテープカットで増便を祝った。

 平井知事は「待ちに待った増便。列車旅が楽しい季節になるので、多くの人に利用してもらいたい」と期待。佐伯支社長は「大阪・関西万博からの旅行先として、鳥取県が選択肢に入った。誘客にしっかり取り組みたい」と意気込んだ。

 今回のダイヤ改正では、特急「やくも」(出雲市―岡山間)の運行も、コロナ禍前の1日15往復に戻す。4月6日からは、新型車両「273系」を順次導入する。また、両列車と特急「スーパーいなば」は自由席を廃止し、全席が指定席となった。

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