陸上教室「エネルギアランナーズスクール」の開催を前に、男子実業団チームの中国電力陸上部の選手らが29日、鳥取市の新日本海新聞社本社を訪れた。由良育英高(現鳥取育英高)出身で全国都道府県対抗駅伝で通算134人の追い抜き記録を持つ岡本直己は「陸上の楽しさを後輩らに伝えたい」と思いを述べた。
ランナーズスクールは30日にヤマタスポーツパーク陸上競技場で小学生から高校生を対象に実施され、約70人が参加する。鳥取市での開催は6年ぶりとなる。開催に合わせ、2004年のアテネ五輪男子マラソン5位入賞の油谷繁アドバイザーらが来社した。
40歳を目前に控えた岡本は「楽しい練習を心がけてきた。その積み重ねで長い間、競技ができた」と強調。岡本の高校の後輩でスクールの講師を務める同部の山崎亮平マネジャーは「高校3年時のスクールで岡本さんから刺激を受けた。若い選手のいいきっかけになってくれれば」と話した。