療養所で夫婦二人三脚の歩み

 外での生活断念した後に【生き抜く】「ハンセン病」

  •  「ここから眺める瀬戸内海の景色が一番好きだ、昔からほとんど変わらない」と話す石田雅男。妻の懐子と昔話に笑顔を見せる=2023年12月、岡山県瀬戸内市
  •  入所者が最初の1週間を過ごした長島愛生園の旧収容所。当時の様子を再現するためベッドが1台だけ置かれていた=2023年12月、岡山県瀬戸内市
  •  自宅近くの浜を歩く石田雅男と懐子。「この風景は昔も今も変わらない」=2023年12月、岡山県瀬戸内市
  •  逃げようとした患者たちを閉じ込めた長島愛生園の「監房」跡。いまはひび割れた壁だけが残る=2023年12月、岡山県瀬戸内町
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 「不器用な者同士、力を合わせていこう」。石田雅男(87)は、妻の懐子(なつこ)(74)にひそかに誓った。外での生活を諦め、岡山県瀬戸内市の国立ハンセン病療養所「長島愛生園」に戻ってから出会った2人。...

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