イスラエルのテロ報復、無関係の市民にも

民族浄化に懸念、「境界から」(16)パレスチナ

  •  イスラエル兵に連行された時の様子を語るイッサ・アムロ。目には怒りと屈辱がこもる=2024年2月、ヨルダン川西岸ヘブロン(撮影・ムカハル・ラジャエ、共同)
  •  投石防護柵に囲まれたイッサ・アムロの自宅周辺をパトロールするイスラエル兵士ら。ヨルダン川西岸ヘブロン旧市街は24時間体制で厳重警備されている=2024年2月(撮影・ムカハル・ラジャエ、共同)
  •  パレスチナ自治区・ヨルダン川西岸ヘブロン

 「報復はすぐに始まった」。オリーブの段々畑を見下ろすヘブロン南東部、自宅の庭で電気技師イッサ・アムロ(44)は、恥辱にまみれた「あの日」を振り返った。眼鏡の奥にある瞳が暗い影を帯びる。

 ヨルダン川西...

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