志望校選択に役立ててもらおうと、米国の6大学を訪問する「キャンパスビジットツアー」があり、条件を満たせば海外大学の入学資格の一つとなる国際的教育プログラム「国際バカロレア(IB)」を本年度から実施する倉吉東高2年の山根小夏さん(16)と木藤暖心さん(16)が参加した。2人は米国の大学を肌で感じるとともに、高校卒業後の進路に思いをはせた。
ツアーは、笹川平和財団の笹川奨学金事業の一環。4月28日~5月4日に行われ、山根さんと木藤さんをはじめ、徳島、大阪、広島、熊本各府県の高校生計10人が参加した。
一行は、ペンシルベニア大▽スワースモアカレッジ▽プリンストン大▽ウィリアムズカレッジ▽マサチューセッツ工科大▽ハーバード大―の6大学を訪問。学生によるキャンパスツアーで学内を見学をしたほか、留学生のサポート体制などについて理解を深めた。
木藤さんは「米国の大学の留学生に話を聞き、自分がどのように学びたいのかヒントを得た。今やるべきことが明確になった」と振り返り、山根さんは「米国では大学に入ってから興味を持ったものも深く追究できるところが良い。モチベーションが上がった」と話した。