弥生時代の暮らし紹介 淀江・青谷平野の出土品展示 上淀白鳳の丘展示館

 弥生時代の淀江平野と青谷平野にあったラグーン(潟湖(せきこ))周辺での人々の暮らしを紹介する企画展が、米子市淀江町福岡の上淀白鳳の丘展示館で開かれている。6月9日まで。火曜休館。

 会場には出土品計61点を展示。淀江平野では網の重りに使われた「石錘(せきすい)」と呼ばれる石器が数多く出土し、ラグーンにいる小型の魚を捕るための網漁が盛んに行われたと考えられている。青谷平野では動物の角や骨を使った釣り針などが見つかっており、地域ごとの漁業の違いがうかがえる。一方、米作りに使われた道具はいずれの地域からも出土している。

 そのほか、収穫を祝う祭りに使われたとされる道具や、他地域の特徴を持つ鉢やつぼなど、他地域との交流が盛んだったことを示す出土品も並ぶ。

 笹尾千恵子副館長は「二つの地域の違いや類似点を見て、昔の暮らしぶりを想像してみてほしい」と話した。

この機能はプレミアム会員限定です。
クリップした記事でチェック!
あなただけのクリップした記事が作れます。
プレミアム会員に登録する ログインの方はこちら

トップニュース

同じカテゴリーの記事