専用道具で指紋採取挑戦 八頭中生 郡家署で職場体験

 八頭中(八頭町郡家)の2年生5人が16日、郡家署で職場体験を行い、実際の捜査で使われる専用道具を使った指紋採取や周辺の聞き込みをするなど、警察官の仕事の一端に触れた。

 14~16日に取り組んだ職場体験学習の一環で、郡家署が毎年協力している。期間中、5人は県警本部や交通機動隊舎を見学したほか、八頭町内で交通事故防止の街頭広報などに参加。16日は町内の民家で空き巣被害が発生した想定で現場へ行き、犯人捜査に挑戦した。

 指紋採取は、刑事の経験がある同署警務課の長谷勇作警部補が指導した。生徒はゴム手袋を着け、はけを使って「グレー粉末」と呼ばれる粉を、犯人が触ったとみられる窓ガラスに付着。指紋検出用の毛筆で余分な粉を落とした後、転写シートに写し取った。

 長谷警部補は複数の指紋を生徒に見せ、「採取する指紋が多ければ多いほど犯人に近づく」と説明した。

 夢は柔道選手という浦林玲皇さん(13)は「刑事ドラマみたいで面白かった。(将来は)警察官もいいなと思った」と話した。

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