“日本のハワイ”として米国・ハワイ郡と姉妹都市提携を結んでいる湯梨浜町は、同郡とともに二十世紀梨シロップを使ったコーヒーづくりに取り組んでいる。5日に町役場で試飲会があり、関係者らは試作品の「湯梨浜ペアー・カウコーヒー」を試飲し、同郡とオンラインでつないで今後を展望した。
昨年11月、宮脇正道町長がミッチ・ロスハワイ郡長に「梨を使ったコーヒーができないか」と提案。同郡に梨シロップなどを贈ったところ、同郡のコーヒー会社「カウコーヒーミル」がハワイ島カウ地区のみで栽培される希少なカウコーヒーの豆を使って試作品を完成させた。
この日は、JAや町商工会、梨シロップ加工グループの関係者らを招いて試飲会を開催。参加者らは「コーヒー好きの人に興味を持たれる味」「雑味がなく、後味も良い。飲食店に紹介したい」などと絶賛。宮脇町長は「マイルドですっきりした味」と太鼓判を押した。
オンラインでの意見交換会には、試飲会の出席者やロス郡長、同社のルイス・ダニエル社長や焙煎(ばいせん)責任者らが参加。味の感想や焙煎方法を紹介するなどし、商品化を模索した。