真っ赤に熟して出来栄え上々 琴浦でミニトマト初出荷式

 鳥取県内最大のミニトマト産地、琴浦町で12日、県内唯一の専用選果場となるJA鳥取中央琴浦ミニトマト選果場(同町箆津)で初出荷式があり、今季の出荷が本格的に始まった。真っ赤に熟したトマトを前に、関係者らが販売目標の達成を誓った。

 琴浦ミニトマトは、甘みと酸味のバランスが取れた食味の良さが特徴。赤碕地区を中心に栽培が盛んで、今季は60戸が約8ヘクタールで栽培する。定植期の3月中旬にかけての天候不順により育成が1週間ほど遅れたものの着果に問題はなく、上々の出来栄えとなった。

 式には関係者約20人が出席してトマトジュースで乾杯し、販売目標の達成を祈念した。選果員らは早速、持ち込まれたトマトの仕分け作業を行った。琴浦ミニトマト生産部の高塚哲也部長は「酢の物やスープなど、どんな料理にしてもおいしい。好きな食べ方で楽しんでほしい」と話した。

 12月20日ごろまで、県内や山陽、関西方面の11市場に約330トンを出荷する計画で、販売金額は2億3千万円を見込む。

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