伝統の石州瓦を学ぶ 鳥短大生が瓦ぶき体験

 暮らしを豊かにするデザインについて学ぶ鳥取短期大住居・デザイン専攻の2年生26人が14日、瓦工事業のモリサキ(倉吉市広栄町)を訪れ、伝統的な建材である瓦について学外授業を受けた。学生らは講義や瓦ぶき体験を通して、瓦の魅力を再認識した。

 授業では、鳥取県瓦工事業組合青年部が講師を務め、島根県西部で生産されている日本三大瓦の一つ「石州瓦」の歴史や特徴、製造工程などを紹介。良質な粘土を1200度の高温で焼き締めて作ることで「冬の寒さや塩害にも強い世界一丈夫な陶器瓦になる」などと説明した。

 この後、同青年部が屋根の模型を使って瓦のふき方を実演。希望した学生は瓦ぶきに挑戦し、初めての体験に緊張しながらくぎで瓦を打ち付けていった。

 山本樹里亜さん(19)は「今までは瓦についてあまりよく知らなかったが、耐久性も良くデザインも気に入った」と話した。(伊垢離真奈)

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