建設業の魅力体感 道路工事現場を見学 鳥取工高

 鳥取工業高(鳥取市生山)の生徒が12日、県東部の道路工事現場を訪れ、建造物の工法などの知識を深めながら、「ものづくり」の魅力の一端に触れた。

 進路選択の参考にしてもらおうと、同校が行う授業の一環に鳥取県建設分野担い手確保・育成連携協議会が協力。工事現場の見学会には建築を学ぶ建設工学科の2、3年生43人が参加した。

 このうち、2025年に完成予定という岩美町内の「県道網代港岩美停車場線」の橋梁(きょうりょう)上部工事では、コンクリートを流す前の型枠と鉄筋の組み立てを見学した。

 施工業者の担当者から工事概要やさび止めを施した特殊加工の鉄筋の説明を受けた生徒たちは、安全装置を付け、橋脚部分に設置された足場へ移動。地上約20メートルの高さで行う実際の作業を体感した。

 建築関係の就職を希望しているという3年の佐々木颯斗さん(17)は「橋の素材には頑丈なものが使われ、安全性が守られている。将来は家や道路などを造って人のためになる仕事をしたいのですごく勉強になった」と話した。(長谷芳博)

この機能はプレミアム会員限定です。
クリップした記事でチェック!
あなただけのクリップした記事が作れます。
プレミアム会員に登録する ログインの方はこちら

トップニュース

同じカテゴリーの記事