遊休農地でヒマワリ栽培 中山さん(鳥取)、CF活用 成長の様子ライブ配信

 八頭町の遊休農地でヒマワリの花を咲かせるプロジェクトが今年も始まった。9日にはヒマワリの種まき作業があり、家族連れが心地よい汗を流した。

 プロジェクトは今年で3年目。エディブルフラワー(食用花)を生産するエフ鳥取(鳥取市馬場)の代表、中山修さん(49)が中山間地の耕作放棄地解消を目的に企画した。

 中山さんは知人の父が耕作していたという0・5ヘクタールの段々畑を知人と共に復活させ、一昨年夏に10万本の食用ヒマワリの栽培をスタート。仲間の協力を得て種をまき、昨年からはクラウドファンディング(CF)も取り入れた。育てたヒマワリは食用のドライフラワーやハーブティーなどに加工し、リターン(配当)として役立てる。

 この日の種まき作業には2家族が参加した。種をまいた美保南小5年の阪本晃太郎さん(10)は「畑いっぱいにきれいに育ってほしい」、郡家東小3年の清水総真さん(8)は「いろんな形の花が咲いてほしい」と話した。

 8月下旬には約30万本の花が咲く見込みだが、私有地のため一般開放はしない方針。成長の様子は動画投稿アプリTikTok(ティックトック)で毎週日曜にライブ配信する。

 中山さんは「ヒマワリは元気の象徴。ライブ配信を通じて全国に自然の豊かさや食用花の魅力を伝えられたら」と話している。(清水友揮)

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